とっておきの一冊をどうぞ。

2019年11月27日

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●とっておきの一冊をどうぞ。
(3号「マイ・ベスト・ミステリー」)

みなさんはミステリー小説がお好きですか?

正直なことを言いますと、わたしはそこまで得意ではありませんでした。
人が死ぬのは怖いし、謎解きもなんだかちょっと……。といった具合。
でもそんな食わず嫌いを見事に変えてくれたのが、今回の特集企画でご紹介する36作品です。

ミステリー好き・読書好きで知られる16名の方々に、おすすめの作品をご紹介いただいたのですが、
その内容は実にバラエティ豊かで奥深い。壮大なスケールの密室もの、美味しそうな食べ物が登場するもの、
人間味のある探偵や個性豊かな登場人物が出てくるものなど、どれもこれもが、期待を大きく上回る面白さに満ちていました。

教えていただいたのは、
(登場順に)作家の北村薫さん、辻村深月さん、
落語家の林家正蔵さん、漫画家の玖保キリコさん、
評論家の芝山幹郎さん、タレントで国際薬膳師の麻木久仁子さん、
アナウンサーの渡辺真理さん、思想家の内田樹さん、
作家のあさのあつこさん、漫画家の山上たつひこさんなど、
豪華メンバーです。

最後に、わたしが今回一番好きだったのは、松本清張の短編「黒地の絵」でした。
皆さんも、ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてください。

(担当:中村)


暮しの手帖社 今日の編集部