気鋭のライターが、不安だらけの現代を問う!
新聞、テレビ、ラジオ、書籍、雑誌、SNSなどから、著者の心の網にかかった言葉を拾い上げ、その裏に隠れた本質に根気よく迫る『暮しの手帖』の人気連載が、充実の一冊になりました。2016~2022年上半期分に大幅に加筆し、書き下ろしコラムや総論を収録。
人々が発する言葉の意味や、そこに映る「今」を見つめます。
[目次]
まえがき
2016年
コラム① 記憶を確認するって
コラム② まだ生きてるよ
2016年総論
2017年
コラム③ 動物霊が憑いている
コラム④ 朝からステーキ
2017年総論
2018年
コラム⑤ ガソリンスタンドトーク
コラム⑥ 淋しさマガジン
2018年総論
2019年
コラム⑦ ビューティフル・ハーモニー
コラム⑧ まだなんとかなる
2019年総論
2020年
コラム⑨ ホント久しぶりすぎてヤバイ
コラム⑩ オレも呼ばれるかな
2020年総論
2021年
コラム⑪ 「砂鉄さん、これどうぞ」
コラム⑫ どこかにはある!
2021年総論
2022年 上半期
コラム⑬ 我慢できない
あとがき
[著者]
たけだ さてつ
1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014 年よりライターに。新聞への寄稿や、幅広いメディアでの連載を多数執筆し、事件、事故、社会問題への違和感を追究し続けている。近年は、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍する。著書の『紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、のちに新潮文庫)で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。他に『日本の気配』(晶文社、のちにちくま文庫)、『マチズモを削り取れ』(集英社)、『べつに怒ってない』(筑摩書房)などがある。