細谷先生は、小児科医として子どもたちと向きあって40年。どんな毎日にも必ず「いいこと」があると、小さなよかったをさがしています。日々の暮らしに希望の灯をともしてくれるエッセイ集です。
[目次]
第一章 「がんばれ」について考えました
子どもの総合医療センターだ/お農神さまの大切な贈り物/朝日ににほふ山ざくら花/「がんばれ」について考えました/ほんもののサンタクロース/私たちはみんな仲間なんです
第二章 自分の身体にきいてみましょう
フレッシュマン、フレッシュウーマンの季節です/ぼくの人生ぼくの旅 その1/ぼくの人生ぼくの旅 その2/自分の身体にきいてみましょう/今年度の「おもてなし」大賞ふたつ/かえりみた私の原点
第三章 「こころ」の体操を大切に
友達というものは/「こころ」の体操を大切に/夏休みの思い出/歩き遍路を続けています/ずっと音楽が好きだった/私の人生の目次
第四章 仕事は困っている人のために
芽吹きの季節に/職人の魂/「気づき」を生かして/仕事は困っている人のために/思い出は食べ物とともに/話すことと聴くこと
第五章 日々を続けていくために
私の大切な「ほんもの感」/女性に期待しています/血のつながりに思う/「風のかたち」が完成しました/日々を続けていくために/大人になってからの友達
インタビュー 細谷先生に聞きました。
第六章 四十年のよかったこと
お母さん、大丈夫です/共感と人のつながり/お茶の味わい/初めてのイギリス訪問/ストレスとうまく付き合う/四十年のよかったこと あとがきにかえて
[著者]
ほそや りょうた
1948年山形県生まれ。72年東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科に勤務。現在聖路加国際病院顧問。専門は一般小児科のほか、小児がん、小児のターミナルケア、育児学など。重い病気を持つ子どもと家族を支える活動にも力を注ぐ。俳人・細谷喨々でもある。