『暮しの手帖』第四世紀1号より好評連載中の「もっと食品を知るために」が単行本になりました。 食の安全がおびやかされている昨今、安全で安心な食品を追い求めてきた磯部晶策氏と暮しの手帖編集部による、食品ルポルタージュの決定版です。
[目次]
ハム・ベーコン・ソーセージ
ミックス粉
ブロイラーと地鶏
おみやげ
うなぎ
缶詰
外食の業務用食材
バター
椎茸と納豆
養殖の魚介類 鮭・マス
総菜とおせち
ウスターソース
海苔
緑茶
餡と小豆
コラム 食文化への危険な影響-不二家事件の後遺症
[監修者]
いそべ しょうさく
1926年生れ。食品と貿易に関するコンサルタント。1950年代後半より、量産量販による食品品質の劣化、伝統の断絶、食文化の荒廃を憂い、新聞雑誌などに執筆。1970年代より、志ある生産者の理念、開発、技術などの指導に当たる一方、国民生活センター指導者講習、府県・市町村消費生活センター講習会、大学などの講師もつとめた。食品および環境問題について、解説・論評などを数誌に連載。「安全で安心して食べられること/ごまかしがないこと/味が良いこと/品質に応じた買いやすい価格」という「食の四条件」を提唱。
主な著書:『食品を見わける』(岩波新書/1977年)、『世界の食べもの・時をこえる旅 1、2』(風媒社/1996年)、『食品を複眼で見る』(シーズ社/2006年)、『あざみと爪草の歌』(1956年) ほか