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はじめてウェアに挑戦する方にもおすすめです

2024年09月27日

はじめてウェアに挑戦する方にもおすすめです
(32号「まっすぐ編む、脇あきベスト」)

少しずつ秋らしくなり、「今年の秋冬は何を編もうかな?」と考え始める時季ですね。
ところでみなさんは、ウェアを編んだことがありますか? わたしは小物しか編んだことがなく、いつかはウェアに挑戦したいと思いながらも、このところ暖冬で、せっかく編んでも着る機会が少ないと悲しいな……と、なかなか挑戦できずにいました。
そんな悩みをニットデザイナーのサイチカさんに話してみたら、「ベストなら、暖かすぎず着れる時期も長いから、ちょうどいいんじゃないかしら?」と、今回のベストをご提案くださったのです。
昨年の27号で、サイチカさんがご指導くださった「ルームシューズ」は面白い作りで、たくさんの方に編んでいただきました。今回のベストもなかなかユニーク。貫頭衣のようなシンプルな構造で、編み図を見ると「これなら私にも編めるかも!」と思えてきます。
いざ編み始めると、表目と裏目だけでぐんぐん編み進められて楽しい! とじはぎがない構造も、作ってみると驚くほど簡単で感心しました。
わたしの出来上がりはちょっと大きくなってしまいましたが、多少サイズが違っても、年齢や体型を問わずに似合うデザインです。少し時間はかかりますが、いまから編み始めれば、今年の冬から春先まで活躍します。はじめてウェアに挑戦する方にもおすすめですよ。(担当:平田)

食べ過ぎ注意のおいしさです

2024年09月26日

食べ過ぎ注意のおいしさです
(32号「ご飯がすすむ、秋鮭のおかず」)

日本で一番食べられている魚といえば、鮭です。中でもこの時季、産卵のために川に戻ってくる秋鮭は、身がぎゅっと引き締まっていて、脂が少なく、あっさりした味わいが特長です。

鮭にはたくさんの種類があり、私たちが食べている中には輸入ものが多いのが現状です。おかげで手軽で身近な魚として愛されていますが、この時季にはぜひ、国産の秋鮭を味わいたいものです。

そこで、鮭の名産地のひとつである新潟県出身の料理家・しらいのりこさんに、秋鮭を使ったおかずを教えていただきました。待望のぴかぴかの新米と一緒に食べたい、ご飯がすすむおかず6品です。

最初にご紹介するのは、しらいさんのソウルフードである「鮭の焼漬(やきづけ)」です。その名の通り、焼いた鮭を甘辛いタレに漬けるというシンプルなものですが、これがもう、ご飯がすすむすすむ! もともとは漁師料理というだけあって、保存性が高く、1週間ほどもちますから、多めに作っておけばいつでも食べられます。

もうひと品、私がおすすめしたいのが、「鮭のエスニックふう酒蒸し」です。こちらも作り方は至ってシンプルですが、刻んだニラとミントをたっぷりのせて、熱々の油をジュッとかけて仕上げます。この意外に思える組み合わせが本当においしくて、残った汁をご飯にかけると、何杯もおかわりできそうなほどでした。

鮭のおかずにマンネリを感じたら、ぜひページを開いてみてくださいね。(担当:小林)

『虎に翼』が教えてくれたこと

2024年09月25日

『虎に翼』が教えてくれたこと
――編集長より、最新号発売のご挨拶

こんにちは、北川です。
この暑さはいったいいつ引くのだろう……と思っていたのが噓のように、急に涼しくなりました。窓を開けて、ひんやりとした風に吹かれながら読書していると、飼い猫がぴたっとくっついてきます。ああ、秋になったのだなあ。
さて、今号の表紙画に描かれているのは、チェコのサビ猫さんです。絵の作者は、チェコのプラハに長年暮らしながら創作を続ける、画家で絵本作家の出久根育(でくね・いく)さん。今年の1月から3月に、武蔵野市立吉祥寺美術館で展覧会「出久根育展 チェコからの風 静寂のあと、光のあさ」が催されたのですが、会期中に帰国されたタイミングでお会いし、表紙画を依頼したのでした。

まるで絵本の一頁のような温かみのあるこの絵は、出久根さんが暮らすアパートの秋の風景だそう。かごの中のりんごは、やがて出久根さんのもとにやってきて……続きは、171頁の出久根さんの言葉をお読みください。愛猫(サビ猫です)がモデルとなった絵本『ぼくのサビンカ』もおすすめですよ。

今号は、みなでひと頑張りして、いつもより多めの14本もの特集記事を揃えました。あすから1本ずつ担当者がご紹介しますが、ここでは、私が担当した巻頭記事「朝ドラ『虎に翼』対談 『はて?』をずっと忘れない」について書きたいと思います。

『虎に翼』、ご覧になっていますか? 
私は朝ドラファンとは言い難く、これまで「通し」で観たのは、『暮しの手帖』の創刊者たちがモチーフとなった『とと姉ちゃん』くらい。あとは、子ども時代に観た『おしん』ですね。
『虎に翼』は、始まってすぐにまわりの人たちが話題にしていて、配信で観てみたところ、はじめの数回で夢中になってしまいました。
主人公の寅子(ともこ)は、「女の人の幸せは結婚」という価値観に「はて?」と首をひねり、見合いの席では相手と対等に語り合おうとして、「女のくせに生意気な」と怒りを買う。創立されてまもない明律大学女子部法科に進んで弁護士となるも、未婚の女性ということで依頼人はつかず、結婚して子を授かると、今度は「仕事をしている場合じゃないだろう」と休職を勧められる。
いやはや、なんだかうっすら見覚えのある「理不尽」であるなあ。この朝ドラの作者はきっと、「いま」に繋がるいろんな課題を描き出そうとしているのじゃないかな。
私は30号(5月25日発売)の「編集者の手帖」で『虎に翼』について触れて、すぐさま脚本家の吉田恵里香さんに対談企画を申し込みました。対談のお相手として思い浮かんだのは、元NHKアナウンサーの山根基世さん。山根さんは、女性として初めてNHKアナウンス室長を務めた方ですが、まだまだ男社会であった組織で「あとに続くアナウンサーのために」と力を尽くした経験を、20号「わたしの手帖」で語ってくださったのでした。

対談企画は、「出だし」がけっこう大事です。山根さんと私たち編集者は打ち合わせを重ね、「はじまりは、憲法第十四条のことをお尋ねしよう」と決めました。幅広い世代の、いろんな思想を持つ人たちが観る朝ドラ。その1話目の冒頭で、憲法第十四条が朗々と読み上げられるのですが、それって「お堅いドラマなのかな」と敬遠されそうでもあり、冒険ではないかなあ――そう思っていたのです。
この「出だし」は功を奏しました。吉田さんが語ってくださったのは、「この朝ドラで、長年書きたいと思いながら書けずにいた、『人権』を取り上げたかった」ということ。「人権」というのは、すべての人に平等にあって、私たちは、人種や信条、性別などで差別されないことが、憲法十四条の下で保障されている。寅子のほかに、朝鮮半島出身の女性や、同性愛者の男性の生きざまがきちんと描かれている理由が胸に落ちました。
さらには、「反戦」を精いっぱい伝えたいという、ゆるぎない考え。ドラマでは、戦争を止められなかった人物の後悔と懺悔も描かれ、「私たちが、いまのこの状況でできることはないのだろうか」と突きつけられるようです。
そのほか印象的だったのは、「社会における、ケアを担う人へのまなざし」でしょうか。以下、吉田さんの言葉より。
「バリバリ働きたい人も、それなりに働きたい人も、子育てに専念したい人も、それぞれの生きたいように暮らせるのがいい社会のはず。でも今は誰かが懸命に働く際に『ケアする人』必須の社会で、なぜかケアする人が日陰で目立たなくなる」
その通り! と思う方は、ぜひ、この対談記事をお読みください。『虎に翼』はいまがまさに佳境ですが(最終回は27日)、記事を読んでから配信でご覧になっても遅くはありませんよ。

最後に、このたびの能登半島の豪雨で被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。私は、今年の1月と6月、つい先週も、奥能登を訪れています。これ以上傷が広がらないよう、一刻も早く支援の手が届くことを祈っています。

『暮しの手帖』編集長 北川史織

新刊『新装保存版 自家製レシピ』刊行のお知らせ

2024年09月24日

買ってくるよりもおいしい。そして何より楽しいのです。
(新刊『新装保存版 自家製レシピ』刊行のお知らせ)

ソーセージやコンビーフ、なめ茸やツナ、焼き肉のタレや柚子こしょう、ジャムやマーマレードに干し柿……。家族みんなが好きな、ポピュラーな食品ばかり。
でも、「買ってくるのが当たり前」と思っていたこれ全部、ご自宅でもっとおいしく作れるんです。時間に余裕があるときに、1つ、2つからでも、ぜひ試してみてください。

どうして自分で作るとおいしいのでしょう?

その1
◎工場で作られるものよりも、フレッシュな出来立てを楽しめます。
また、自分や家族だけでいただくものだから、保存料も不要。素材そのままのおいしさを頬張りましょう。

その2
◎自分の好みに味を調整できます。
出来合いの食品は、決まりきった味を食べるしかありません。でも、一から自分で作ればアレンジは自由自在です。
「もう少ししょっぱくなければいいのに」とか「売ってるのはだいたい甘すぎるんだよね」なんて、もう無縁です。自分の「おいしい」感覚を大事に作りましょう。

その3
◎そして何よりも、楽しいのです。
「自分で作る」って、単純にクリエイティブで楽しいものです。時間を見つけて、ぜひ、遊ぶように楽しんでください。なんでも買って来れば済んでしまう便利な世の中だからこそ、自分の手を動かすことが、豊かさやうれしさを実感させてくれるはず。

レシピは、高山なおみさん、ケンタロウさん、飛田和緒さんに教わりました。ホームメイドで作るおかずの素や調味料、常備菜など27品と、その展開料理50品。

この本の中から少しずつでも、料理と食卓の楽しみを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。(担当:宇津木)
本の概要はこちらからご覧いただけます。

※本書は、2012年に刊行した別冊『自家製レシピ 秋冬編』を書籍化したものです。

4人が考える「平和とは何か?」

2024年08月23日

4人が考える「平和とは何か?」
(31号「14歳の平和のバトン --戦争を語り継ぐために」)

来たる年2025年は、戦後80年にあたります。
80年前に一体どんな惨いことが起きたのか。その経験と反省は、年を経るごとに少しずつ風化しつつあるのでしょうか、今なお世界では目をそむけたくなるような戦争が繰り返されています。

昨年、14歳の平野七夏(なな)さんと、友人で画家のひがしちかさん(43)が、戦争を語り継ぐために「とき を きく」という活動を始めました。有志の人たちから戦争にまつわる記事を募り、まとめていくというものです。おふたりのこの活動を応援したいという気持ちから、本企画が生まれました。

七夏さんが会いに行ったのは、「九条の会」の発起人であり、反戦活動を長年続けている作家の澤地久枝さん(94)です。ひがしさんは以前、澤地さんの講演を聞いたことがあり、そのバイタリティに感銘を受けたそう。
一方ひがしさんが会いに行ったのは、七夏さんのご近所にお住まいの大石弘子さん(99)。七夏さんは大石さんに何度か戦争体験を聞きに行っており、その強い気持ちと言葉に背中を押されたとのこと。
今回は、互いに感銘を受けた人を紹介し合って会いに行き、「澤地久枝さん×平野七夏さん」「大石弘子さん×ひがしちかさん」の、ふたつの対談が実現しました。

まったく異なる体験をされた澤地さんと大石さんですが、最終的に伝えたいことはたったひとつのことでした。中学生の七夏さんは、対談から何を得たのか。ぜひお読みいただければと思います。(担当:小林)

「とき を きく」ウェブサイト
URL https://www.tokiokiku.com/

美しい裾の始末にほれぼれ

2024年08月09日

美しい裾の始末にほれぼれ
(31号「お直しのプロに聞く、手縫いの裾上げ」)

お気に入りのパンツの丈を自分で詰められたらいいのにな、と思ったことはありませんか? 
また、ミシンを持っているけれど、出すのが面倒という方もいらっしゃるかもしれません。今回、手縫いで美しく裾上げするプロの技を、お直し職人の髙畠海(たかばたけ・かい)さんに教えていただきました。
裾がすぼまっている形の「テーパードパンツ」の裾上げや、ストレート形のパンツを切らずに裾上げする手法、裾を引っかけてほつれてしまった場合の糸の留め方について、写真とともにわかりやすく紹介しています。

私は、これまで自己流で裾上げしていましたが、髙畠さんに教えていただいた「奥まつり縫い」でやってみると、感動するほど美しく仕上がりました。裾のほつれを留める「千鳥がけ」も、ステッチがきれいです。
お裁縫初心者の方も問題なし。むずかしく考えず、ぜひ手順通りに進めてみてくださいね。これぞプロの技!という美しい仕上がりに、きっとほれぼれしてしまいますよ。(担当:佐藤)

広島で愛されてやまない、あの味

2024年08月08日

広島で愛されてやまない、あの味
(31号「今日もお好み焼き」)

皆さん、お好み焼きはお好きですか? 私はよく、キャベツが余っているときや、夕飯を簡単に済ませたいときに作ります。ふだんは大阪のお好み焼きを作っていましたが、この特集を担当して、広島お好み焼きが得意になりました。

教えてくださったのは、地元企業・オタフクソース株式会社。会社には「お好み焼課」なる部署があり、そこで働く方たちは日夜お好み焼きの研究に勤しみ、毎日のようにお好み焼きを食べているらしい……との情報を得て、広島を訪ねました。
期待を超える熱意で迎えてくださったのが、課長で「お好み焼士 マイスター」でもある春名陽介さんです。広島出身の春名さんは、幼少より温かなお好み焼き屋さん文化に抱かれて育った、チャーミングなお人柄の方。ホットプレートを使い、家庭でおいしく作る方法を、たくさんのコツを交えながら惜しみなく教えてくださいました。

メニューは「肉玉そば」。うすくひいた生地の上にかつおぶしやキャベツのせん切り、もやしなどの野菜、豚肉、焼きそば麺、玉子など、たっぷりの具を重ねる、スタンダードな1枚です。慣れないうちは生地を裏返すたびにドキドキしましたが、春名さん直伝のコツを一つひとつ押さえれば、どなたでもおいしく焼けますよ。ボリューム満点に見えて、不思議とぺろりと食べられます。マイスターに教わる最高の1枚を、ぜひ熱々で召し上がってみてください。(担当:佐々木)

ガハハと笑いながら

2024年08月07日

ガハハと笑いながら
(31号「漁師の野﨑清美さんが紡ぐ未来」)

きっかけは、小誌の29号(3月25日発売号)の特集「二人の台所」で、エッセイストの檀太郎さんと檀晴子さんを取材している時のことでした。料理に使うエビを冷蔵庫から取り出しながら、「このエビを送ってくれた漁師さんは、とてもおもしろい人なんだよ」と、教えてくださったのです。
太郎さんによると、その漁師さんは野﨑清美さんといって、佐賀県の高島で定置網漁をするほか、旅行客向けの売店を営んだり、宿やカフェのオープンに向けて奔走したりしているとのこと。
そんなパワフルな日常と、清美さんが思い描く島の未来について取材すべく、しゃしん絵本作家のキッチンミノルさんとともに、高島を訪れました。
印象的だったのは、たびたび「ガハハ」と笑う清美さんの笑顔です。どんな困難も変化も、明るくしなやかに乗り越えていく清美さんの姿を見ていると、不思議とこちらまで元気が湧いてくるのです。(担当:井田)

地元にも、旅先にも

2024年08月06日

地元にも、旅先にも
(31号「郷土玩具の動物をひとつ」)

旅先のお土産屋さんなどで、かわいらしい郷土玩具を見かけることがあります。土地土地の民話や信仰などをモチーフに、子どもの成長や厄除けなどを願って作られるもの。そして現在もその多くが、職人の手作りで生まれています。
今回は、全国のさまざまな郷土玩具の中から、「動物」をかたどった玩具に絞り、その由来や作り手の思いをご紹介します。選者は、デザイナーの川﨑富美さん。「無印良品」の人気商品「福缶*」の企画立ち上げから携わり、全国の作り手を訪ねた経験を持つ川﨑さんに、素材や作り方の違いも楽しめる7つの玩具を選んでいただきました。
動物たちの表情は愛嬌たっぷりで、どこかユーモラス。細部まで趣向を凝らした職人の技にも目が留まります。記事を見て興味を持ったら、ぜひご自分の暮らす地域や旅先で、その土地の郷土玩具を手に取り、由来や作り手の思いに触れてみてください。(担当:田村)

*毎年正月に、全国の郷土玩具(縁起物)を缶に詰めて販売する企画。2012年開始。

野菜がたくさんいただけます

2024年08月05日

野菜がたくさんいただけます
(31号「飛田和緒さんの おかずの素にもなる、夏野菜のお漬けもの」)

私には、冬によく作る漬けものがあります。別冊『これでよゆうの 晩ごはん』で料理家・飛田和緒さんが教えてくれた「白菜と長いもの漬けもの」です。これは、そのまま食べておいしいのはもちろん、肉と炒め合わせたり、うどんにのせたりしてもおいしい、というすぐれものなのです。
「ぜひ、夏野菜を使った、こういうお漬けもののレシピを教えてください!」と飛田さんにご相談して実現したのが、今回の企画です。
ご飯がすすむ「なすのみそ漬け」、どこか懐かしい甘辛味の「きゅうりのしょう油漬け」、身近な調味料で和えるだけの「オクラのキムチ」、サラダ感覚でもりもりといただける「ズッキーニとパプリカの甘酒漬け」。おいしく漬けるコツとともに、それぞれをアレンジした主菜や副菜、麺料理もご紹介します。野菜がおいしいこの時季に、ぜひお試しください。(担当:島崎)

耳元に、ほのかな輝きを

2024年08月02日

耳元に、ほのかな輝きを
(31号「夏のビーズの耳飾り」)

涼やかなシルバーや白、ブルーにアクセントとなる赤――。色とりどりのビーズを組み合わせた耳飾りの作り方を、SmiLeの安部恵子さんに教えていただきました。「自分が欲しいアクセサリーがなかったから、独学で作り始めました」と話す安部さんが生み出すアクセサリーは、シンプルながら存在感があり、夏の軽やかな装いにぴったりです。
普段は、世界各国のアンティークビーズを使用して制作していますが、今回は、手に入りやすい現行品のビーズを使った耳飾りを提案してくださいました。耳飾りは、ビーズを刺す面積が小さいので、短時間でできるのもうれしいところです。
使用するビーズの色によって印象がガラリと変わるので、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけていただけたらと思います。(担当:井田)

白髪だからこそ楽しめるヘアカラーがありますよ

2024年08月01日

白髪だからこそ楽しめるヘアカラーがありますよ
(31号「白髪を生かすヘアカラー」)

鏡を見る度にチェックしてしまう白髪。「美容室で、お任せで染めている」「市販の白髪染めを使い、自分で染めている」という方が多いのではないでしょうか。暗い色に染めて、白髪を隠さなければ、と。
そんなふうに白髪を隠すばかりではなく、逆に、生かす染め方があることをご存じでしょうか? 今号では、白髪だからこそできるヘアカラーを楽しむ方々をご紹介します。お話を伺ったのは、東京・谷中にある美容室「dolls(ドールズ)」の美容師・上條佳恵(かえ)さんと山本佳代さん。お客さまのニーズにあわせて、いろんな染め方を提案しています。私自身、さまざまな染め方を知ったいまでは、「次はこれに挑戦したい」「もっと白髪が増えたらこうしよう」など、美容室に行く楽しみが増えました。
今回はおまけで、暑い季節に気になる髪のベタつきやにおい解消する「シャンプーの仕方」もご紹介しています。自己流でやっている方も、簡単ですので、ぜひ一度お試しください。同じシャンプー剤を使っても、こんなにさっぱりするのか、と驚きますよ。
自分のヘアスタイルが気に入っていたり、髪の調子がよかったりすると、それだけで1日が楽しく始まります。みなさまも誌面を参考に、いままでとは違う染め方を美容師に相談してみませんか。(担当:平田)


暮しの手帖社 今日の編集部