壁一面に展示された153冊の『暮しの手帖』
「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」の巡回展が、4月18日より、碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県)にて始まりました。
開幕に先立ち、4月17日に行われた開会式・内覧会では、多くの方々が花森の原画やデザイン、ジャーナリストとして社会の矛盾に鋭く迫った文章を、じっくりとご覧になっていました。
2月から4月にかけて先行した世田谷美術館(東京都)での展示は、来場者数約4万人の大盛況でした。今回の会場も『暮しの手帖』表紙原画など、670点の手仕事をご堪能いただけます。花森が打ち込んだ出版活動とその想いを、今あらためて感じていただければ幸いです。
暮しの手帖社の雑誌・書籍や、多数の資料を収録した「花森安治の仕事」展の図録も販売されています。お近くの方は、この機会にぜひ足をお運びください。(担当:会田)
◎花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼
会期:4月18日(火)~5月21日(日)
会場:碧南市藤井達吉現代美術館(愛知県)
記念講演やワークショップなど、詳細は下記公式サイトにてご確認ください。
http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/hanamoriyasuji.html
◎その後の巡回展会期・会場
6月16日(金)~7月30日(日)高岡市美術館(富山県)
9月2日(土)~10月15日(日)岩手県立美術館
※会場写真は、特別に許可を得て撮影したものです。
創刊初期の表紙原画
花森が手掛けた本誌ページ(パネル)
展覧会企画「花森安治の あいうえお・もの図鑑」
編集部で長年愛用していた机