小豆をことこと、甘いかおり
(34号「あんこを極めた、あわぜんざい」)
寒さが増してきたこの頃、あわぜんざいはいかがですか?
熱々のあんこと、もっちりした粟(あわ)の組み合わせは、この季節ならではのお楽しみです。
今回、東京・目黒の和菓子店「御菓子処 ちもと」のご主人、石原謙(けん)さんに、家庭でも作りやすいレシピを丁寧にご指導いただきました。
ちもとさんのあんこは、コクがありながらすっきりした、なんとも品がよい味わいです。
さて、その作り方の秘けつとは……? ぜひ誌面でご覧くださいね。
『暮しの手帖』は、初代編集長・花森安治のころから、ちもとさんに長くお世話になっており、今回ご指導くださった石原さんのお父様、勇さんにも美味しい甘味をいろいろと教えていただいてきました。
撮影中は、ご縁のありがたさを改めて感じ、感謝した時間でもありました。
あんこをたっぷり炊いたら小分けにして冷凍するのもおすすめです。
ちょっとひと息入れたいときにおいしいあんこがあると、うれしいものですよ。(担当:佐藤)