プリンも暮らしも手作りで

2024年11月28日

プリンも暮らしも手作りで
(33号「毎日おんなじ、それがいいい アムさんとカトキチさんの18年」)

アムさんとカトキチさんは、北海道は富良野でプリン屋を営む夫妻です。料理家・高山なおみさんの著書や日記にたびたび登場するので、ご存じの方も少なくないかもしれません。ふたりがプリンを作る小屋は広い丘のうえに建ち、見渡せば遠くにぽつんぽつんと民家があるだけ。大自然のなか、自分たちで作った小さな家に暮らしています。
彼らが東京から富良野に移り住んで今年で18年、プリン屋を始めて20年と聞いたとき、私は感慨深い思いを抱きました。富良野への移住を考えだした当初から、計画とその進み具合を逐一、ホームページに綴っていたアムさんとカトキチさん。私は折に触れてそれを読んでおり、他人とは思えない親近感を抱いていたのです。
長い年月を経て、ふたりは今、どんな暮らしをしているのか。節目の年の2月、雪にすっぽりと覆われた、銀世界の富良野を訪ねました。(担当:島崎)


暮しの手帖社 今日の編集部