かわいい猫サンタの刺しゅうとクッキーはいかが
別冊『100歳おめでとう 影絵作家 藤城清治』では、クリスマスに向けた楽しい手作り頁もご用意しています。
藤城清治ファンの間でも人気の影絵作品「ラビのサンタクロース」。このかわいらしい影絵をもとに考案した、クリスマス用の刺しゅうかざりと、ステンシルクッキーのご紹介です。
刺しゅうかざりを教えてくださったのは、刺しゅう作家の大塚あや子さん。完成品は一見難しそうにも見えますが、広いパーツはフェルト生地を縫い付け、ステッキはなんと色糸を実際にねじって作ってしまうなど、大塚さんならではのアイデアが満載で、思ったよりも難しくありません。クリスマスまであと1カ月ちょっと、今から作り始めてもまだ十分間に合いますよ。
そしてステンシルクッキーは、ジャムと焼き菓子の店・Romi-Unie Confitureで人気のいがらしろみさんに教わりました。シンプルだけれどバターがきいていて、間違いなくおいしく作れるレシピです。
このクッキー、レシピは簡単なのですが、意外と苦戦するのが「ステンシルシート」の準備。クッキーにラビサンタの絵柄を付けるときに使うシートです。
こんなふうに、透明なシートをデザインカッターで切り抜いて作ります。
試しに編集部でも作ってみたのですが、特に細かい部分を切り抜くときは注意が必要で、うっかり目やひげを切り離してしまうことも。
簡略化した図案でもこれだけの集中力がいるのですから、ましてや、藤城さんのあの繊細な影絵はどれほど難しいことか……と、大作家のすごさを改めて思い知ったのでした。
もっと手軽に、かわいいシルエットを楽しみたい、という方には、巻末付録のダイカット・カードはいかがでしょう。
藤城清治美術館に並んでいるかわいらしい動物たちのオブジェを、そのまま型抜きカードにしました。プレゼントのタグにしたり、モビールを作ってつるしたりと、さまざまに楽しめます。
こちらは切り抜き用のミシン目がついているので、切り離しも簡単ですよ。(担当:山崎)
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