本屋さんに行く楽しみのひとつ

2024年10月07日

本屋さんに行く楽しみのひとつ
(32号「書皮の心意気」)

本屋さんで書籍を買うとかけてくれる紙のブックカバーを、「書皮(しょひ)」と呼ぶことはご存じでしょうか。大胆なイラストや、文字やロゴ、その地域の古い地図など……、各店の個性が詰まっています。この書皮、実は日本独自の文化で、海外ではほとんど見られないものだそうです。

本特集では、全国26店の書皮を「画家、イラストレーター」「地図」「文字と柄」「写真」、そしてここ2022年以後オープンした「ニューオープン」の5つのカテゴリーに分けてご紹介します。

また、書皮をこよなく愛する会「書皮友好協会」の発起人の一人である田中栞さんに、その歴史や成り立ちなどをうかがいました。田中さんが「一番きれいにぴったりとかけられる」というカバーのかけ方も、併せてご紹介しています。ぜひお試しください。

コロナ以降、書店に足を運ぶ機会が減ったという方も多いかと思います。かく言う私も、ネット書店で本を買うことが増えてしまったのですが、それぞれの本屋さんの書皮に対する心意気を知った今、カバーをかけてもらわないなんてもったいない!と思うようになりました。お近くの、また旅先などでも、本屋さんに足を運ぶきっかけになればと思います。(担当:小林)


暮しの手帖社 今日の編集部