食べ過ぎ注意のおいしさです
(32号「ご飯がすすむ、秋鮭のおかず」)
日本で一番食べられている魚といえば、鮭です。中でもこの時季、産卵のために川に戻ってくる秋鮭は、身がぎゅっと引き締まっていて、脂が少なく、あっさりした味わいが特長です。
鮭にはたくさんの種類があり、私たちが食べている中には輸入ものが多いのが現状です。おかげで手軽で身近な魚として愛されていますが、この時季にはぜひ、国産の秋鮭を味わいたいものです。
そこで、鮭の名産地のひとつである新潟県出身の料理家・しらいのりこさんに、秋鮭を使ったおかずを教えていただきました。待望のぴかぴかの新米と一緒に食べたい、ご飯がすすむおかず6品です。
最初にご紹介するのは、しらいさんのソウルフードである「鮭の焼漬(やきづけ)」です。その名の通り、焼いた鮭を甘辛いタレに漬けるというシンプルなものですが、これがもう、ご飯がすすむすすむ! もともとは漁師料理というだけあって、保存性が高く、1週間ほどもちますから、多めに作っておけばいつでも食べられます。
もうひと品、私がおすすめしたいのが、「鮭のエスニックふう酒蒸し」です。こちらも作り方は至ってシンプルですが、刻んだニラとミントをたっぷりのせて、熱々の油をジュッとかけて仕上げます。この意外に思える組み合わせが本当においしくて、残った汁をご飯にかけると、何杯もおかわりできそうなほどでした。
鮭のおかずにマンネリを感じたら、ぜひページを開いてみてくださいね。(担当:小林)