愛され続けるレシピです

2024年06月10日

愛され続けるレシピです
(30号「暮しの手帖のらっきょう漬け」

創刊75周年を迎えた「暮しの手帖」には、読者のみなさまに愛され続ける「名レシピ」がいくつかあります。今号に掲載する「らっきょう漬け」もそのひとつ。初出は第2世紀7号(1970年)。リクエストを受けて、以後2度にわたって再掲載しています。そんな名レシピをもっとたくさんの方に知っていただきたいと願い、改めてご紹介しています。

現代の家族の人数等を考慮すると、レシピの半量で作る読者も多いかもしれない。そう考え、半量でおいしく作ることができるのか試作して確かめました。
用意したのは、泥付きの新鮮ならっきょう2キロ。汚れを洗ったら、茎と根を切り落とし、薄皮をむいて形をきれいにととのえます。ここで手を抜かずに下ごしらえをするのが、おいしいらっきょう漬けへの近道。そうわかってはいるものの、なかなか根気のいる作業でめげそうになりましたが、なんとかやり遂げました。
下ごしらえしたらっきょうを塩漬けにしたら、涼しいところに置いて3週間。その後、甘酢に漬けてしばらく置くと、ようやく「暮しの手帖のらっきょう漬け」のできあがりです!

鷹の爪が効いたピリッと辛いらっきょう漬けは、食卓の名脇役になること間違いなし。お茶請けやお酒のつまみにも大活躍しそう。このレシピが、読者のみなさまに愛され続けているわけを実感できました。
手間と時間はかかりますが、新鮮ならっきょうが手に入るこの季節にしかできない手仕事を、楽しんでみてはいかがでしょうか。(担当:田村)


暮しの手帖社 今日の編集部