安全に、美しく
(29号「ワレモノ梱包術」)
以前、撮影のために、道具バイヤーの日野明子さんから食器類を送ってもらった時のこと。大きなダンボール箱を開け、上面の緩衝材を取り除くと、1つずつきれいに包まれた食器が出てきて、その無駄のない梱包に感激しました。そして、丁寧に梱包することは、送る相手への思いやりでもあるのだと気づいたのです。
ワレモノの梱包というと、まず引っ越しが思い浮かびますが、最近はフリマアプリなどを利用して、手持ちの食器を売る方も増えていると聞きます。そんな時、破損を防ぎ、かつ美しく梱包ができたなら……。そう考えて、日野さんにコツを伝授していただく記事を編みました。
ご紹介しているのは、平皿、コップ、ワイングラス、急須の梱包方法と、梱包したものをダンボール箱に詰める方法、そして大きさの合わないダンボール箱の幅や高さを縮めるアイデアです。どなたでも簡単にできるように、写真を多く使って、手順を丁寧に追いました。
覚えておけばいつかきっと役に立つ、永久保存版です。どうぞご活用ください。(担当:田村)