『暮しの手帖』にまつわる20の物語
(創刊75周年記念別冊「わたしと暮しの手帖」)
小社ホームページやSNSを通じて、「あなたの暮らしを変えた記事、印象に残る記事を教えてください」と呼びかけたのは、今年4月のこと。
わずか3週間ほどの間に、封書やメール、ウェブアンケートでたくさんのご投稿をいただきました。投稿者の年齢は20代から90代までと幅広く、挙げてくださった記事も第1世紀から5世紀まで千差万別。改めて、読者のみなさまと歩んできた75年という歴史の重さに思いをはせました。
この記事では、お寄せいただいた投稿文のなかから、20名の物語をご紹介します。
75年間の記事をできるだけ偏りなく揃えようと、悩みながら厳選したものです。
家族との悲喜こもごもの思い出、作り続けるわが家の味、子育てや仕事の悩み……。それぞれの暮らしに『暮しの手帖』がどんなふうにかかわっていたのか、とりどりの物語をどうぞご覧ください。
余談ですが、じつは「古い雑誌が手元にないので、号数や記事名がわからなくて……」というご投稿も多く見られました。そんな時、年代と記事の内容からおおよその見当をつけて、社内にある400冊以上のバックナンバーをめくり、「これだ!」と見つけたときのうれしさといったら。読者のみなさまの思い出を一緒にたどるように、過去のさまざまな記事に触れることができたのは、私たちにとっても幸せな経験でした。
最後になりましたが、このたびはたくさんのご投稿をありがとうございました。残念ながら採用には至らなかったご投稿も、今後の記事づくりの貴重な資料とさせていただきます。(担当:田村)