涼しい部屋で、読書はいかが?
(25号「いま読みたい海外文学 柴田元幸さん×斎藤真理子さん」)
突然ですが、みなさん、本は読んでいますか? 最後に、昼も夜もなく夢中で読書をしたのは、いつでしょうか? 大人になるとなかなか時間を取れず、本を読んでも仕事の関係のものばかり。そんな人は少なくないのではないでしょうか(情けないかな、かく言う私もそのひとり……)。
本企画は、日本における翻訳英米文学の第一人者・柴田元幸さんと、日韓でベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』ほか、数多くの韓国文学の翻訳を手掛ける斎藤真理子さんにご対談いただき、「いま読みたい」海外の小説を教わる企画。
コロナ禍や格差など現代の世相について考えさせられる作品、戦後生まれの作家だからこそ書けた戦争小説、いまの視点で読むと新鮮な感慨をもたらしてくれる古典作品などなど。ロシア文学からチベット文学まで、選りすぐりの11作品について語っていただきました。
本を閉じ、顔を上げると、世界がなんだか違って見える。この夏、そんなすてきな読書体験をどうぞ。(担当:島崎)