5カ国を旅する気分で
(25号「拝啓、サラダ国より」)
うだるような暑さのなか、台所に立つのがいつもより億劫に感じませんか。
でも、どうせ料理するなら、この時季らしいメニューを楽しみたいですし、あわよくば夏休み気分も味わえるようなひと皿を作りたい。そんなとき、この特集がおすすめです。
5カ国の料理人に、とっておきのサラダを教えてもらう企画です。ご指導くださったのは、田中郷介さん(フランス料理/haru)、ナイル善己さん(インド料理/ナイルレストラン)、小川歩美さん(モロッコ料理)、森山光司さん(メキシコ料理/サルシータ)、アベクミコさん(タイ料理/DDD)です。
一品目は、田中さんが料理修業中に滞在したニースで出合った、「ホタテとグレープフルーツのサラダ」。ホタテの甘味、グレープフルーツの酸味がひとつになり、なんとも夏らしいさっぱりしたサラダです。粒マスタードとディルの香りがおいしさを引き立たせています。
そのほか、スパイスを効かせた夏野菜のサラダや、クスクス、ボリュームのあるステーキ肉、南国のハーブが香る揚げ魚のサラダなど、どのレシピも個性豊かです。
異国情緒あふれるサラダをぜひご自宅でお楽しみください。(担当:中村)