暑い日には、おいしい食のエッセーを

2023年07月12日

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1969年から続く『暮しの手帖』の定番連載「すてきなあなたに」。
暮しの手帖社創業者の大橋鎭子が中心となって、日々のちょっとした知恵や気づきをまとめたベストセラーエッセー集です。

例えば、なすの食べ方に、こんなアイデアがあります。
「おなすを油で揚げて、干しエビとねぎをのせ、ニンニクの入ったおしょう油をかけるだけですが、そのおいしいこと、おいしいこと。白いご飯に最高。」
どうでしょう、今夜さっそく試してみたくなりませんか。

最新号『別冊暮しの手帖 食事と暮らし』(7月10日発売)には、その「すてきなあなたに」から食にまつわるエッセーをまとめた綴じ込み付録がついています。

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夏から秋にかけて読みたい「おいしいエッセー」36話と、エッセーに登場する食材の旬がひとめでわかるカレンダーを収録した特別編集版です。
どの食材についても、冒頭でご紹介したようなおいしい食べ方や工夫がのっています。
中にはもう50年も前に書かれたものもありますが、どれも時代を経ても古びない、日常の生きた知恵です。

ちなみに、この付録の原案となったのは、2005年に刊行された「別冊 暮しの手帖 すてきなあなたに」春・夏/秋・冬の2冊。「すてきなあなたに」から食の話題だけをあつめた企画で、イラストレーター・エッセイストとして知られる平澤まりこさんがイラストを書き下ろし、当時大変な人気を博しました。
すでに在庫がなく、今はもう手に入れることができませんが、今回の別冊では、一部のイラストを当時のままに再掲載することができました。表紙のかわいらしい絵も、もちろん当時のものです。
平澤さんが描く料理や食材のあたたかさにもご注目ください。(担当:山崎)


暮しの手帖社 今日の編集部