国と文化をつないで

2023年02月03日

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国と文化をつないで
(22号「わたしがポジャギと出会った日」)

800年前の高麗の時代から続く、韓国の伝統工芸「ポジャギ」。ハギレをつないで作る、ステンドグラスのような「チョガッポ」が有名です。韓国のドラマや映画にしばしば登場するので、意識せずとも、目にしたことがある方はきっと多くいるはずです。

奈良県在住の吉本潤さんは、韓国で展覧会を開くほどの腕前のポジャギ作家。けれど韓国にルーツを持つわけではなく、日本の「ふつうの主婦」でいながら、師を見つけてこの道に入りました。
吉本さんはいかにポジャギに魅了され、技術を学ぶようになったのでしょう。「手芸としてではなく、文化として」。ポジャギを日本で伝え続ける思いを伺いました。

企画の最後には、ポジャギならではと言われる布のはぎ合わせ方もご紹介しています。緻密な作業ではありますが、仕組みはシンプル。手仕事がお好きな方はきっと楽しんでいただけると思います。(担当:島﨑)


暮しの手帖社 今日の編集部