切り方を少し変えるだけで
(20号「爪のケアのおさらい」)
私は長いこと、自分の爪に自信がありませんでした。小さくて丸い、いわゆる「貝爪」で、乾燥しやすく、いつもカサカサ。でも爪の形は一生変わらないのだし、仕方ないよねと、半ばあきらめていました。
この企画は、当初は「自宅でできる大人のネイルアート」を取り上げようと考えていました。でも周りに話を聞いていくうちに、まずその手前の「日々の爪のケア」で悩んでいる人が多いと気づいたのです。そこで、男女問わず、ためになる日々のケアを紹介しようと方向転換したのでした。
教えていただいたのは、爪を美しく育てるためのケアを専門にされている、ネイリストの寺木智子さん。
「爪を切る時にやすりではなくて、爪切りを使ってもいいの?」
「足の親指の爪が巻き爪になりがち。予防できる切り方は?」
など、小さな、でも大切な疑問に答えていただきました。
(実際に、巻き爪で困っていた私の家族も、切り方を変えたら痛みがなくなったようです)
自信のなかった自分の爪も、ケアを変えたら少し形が変わってきたような……。爪のケアは日々のコツコツとした積み重ねで、確実に変わると実感しました。毎日視界に入る手の爪がきれいになると、気分も少し上がります。難しいことはありませんから、ぜひ試してみてください。(担当:小林)