シンプルだけれど、満たされる

2022年04月08日

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シンプルだけれど、満たされる
(17号「玉子が決め手」)

こんにちは、編集長の北川です。
朝からバタバタとしていてお昼を迎え、冷蔵庫をのぞいても、めぼしい食材がない、というとき。それでも玉子がいくつかあると、ちょっとほっとして、「さて、何をこしらえようかな」という気持ちになりませんか?
私がこのところ、在宅ワークの遅いお昼につくったのは、「玉子ソースのパスタ」です。主な材料は、玉子と生クリーム、チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)。ショートパスタをゆでる間に、フライパンでにんにくをじわじわと熱し、玉子を溶きほぐしてザルで漉し、生クリームとチーズのすりおろしを混ぜておく。ついでに、サラダもつくっておく。
パスタがゆであがったらフライパンに移し、玉子液をゆっくりからめ、トロッとしたら、黒コショーをカリカリッと挽きかけて出来上がり。ごくシンプルなひと品ですが、あと味もやさしく、満たされた気持ちになりました。
これは、今号の記事「玉子が決め手」で、長尾智子さんに教えていただいた料理のひとつ。ほかにも、目玉焼きを半分に折ってカリッと焼いた「半月玉子」、ベシャメルソース代わりに玉子液をまわしかけて焼く「カリフラワーのグラタン」、玉子がふわっふわの食感に仕上がる「玉子スープ」と、思わずつくりたくなる、つくったら楽しい気持ちになる、そんな料理が並びます。
発売からはや10日以上がたちますが、instagramをのぞくと、トップに据えた「蒸し玉子」をつくってくださっている方が多く、とてもうれしいです。油はほとんど使わず、蒸し時間は3分程度、慣れたら、好みの加減で火を入れやすいのも重宝なレシピです。
『暮しの手帖』のレシピをお試しになり、instagramやTwitterで投稿されるときは、ぜひ、#暮しの手帖 とつけていただけたら。私たちは、そんなご投稿をおおいに励みにしています。(担当:北川)


暮しの手帖社 今日の編集部