謎解きのように編む楽しさ
(15号「『猪谷さんの靴下』のその後」)
編集部では、instagramやTwitterを通して、
読者のみなさんのご感想やご意見を知る機会も多いのですが、
毎年、秋から冬に、複数の糸を組み合わせて編まれた
色とりどりの靴下の写真がたびたび投稿されていることに気づきました。
みなさんが編んでくださっていたのは、
2010年に『暮しの手帖』4世紀45号でご紹介した「猪谷さんの靴下」。
日本スキー界の草分けである猪谷六合雄(いがや・くにお)さんが考案したもので、
足にぴったりと合い、しっかりと厚みがあって暖かく、
丈夫に仕上がるのが特長です。
10年以上経った今も編み続けてくださる方々がいて、
再掲載を望む声を多くいただいたことから、
このたび、一部に新たな解説を加えて、再び編み方をご紹介することにしました。
「猪谷さんの靴下」は、一般的な編み物の図表ではなく、
オリジナルの記号や表を用いて編むので、
謎解きのように編み進めていく楽しさがあります。
まだ編んだことがない方も、これまでに何足も仕上げてくださった方も、
今年の冬、「猪谷さんの靴下」を編んでみませんか。(担当:井田)