果物の香りや色をぎゅっと詰め込んで
(9号「あいさんのジャム作り」)
ある日、取材先の方からジャムをいただきました。
瓶には、かわいらしいオオカミのイラストのシールが貼られています。
翌朝、さっそくいただいてみると、
果肉がごろごろと入ったフレッシュな味わいにびっくりしました。
いったいどんな方が作ったジャムなんだろうと思い、調べてみると、
長野の東御で、饗場(あいば)あいさんという方が作っていること、
果樹園を手伝い、そこで収穫された果物を使っていることがわかりました。
手紙を書き、あいさんを訪ねたのは
ちょうど果樹園で、巨峰やハニーシードレス、ナガノパープルなど、
ぶどうが収穫を迎える時季でした。
そこで、巨峰のジャムの作り方を教えていただくことに。
一つひとつの工程に、果物の香りや色をぎゅっと入れる工夫があり、
だから、あんなにみずみずしい味わいになるのだ、と
実感したひとときでした。
あいさん曰く、「このジャムは、ヨーグルトやアイスクリームにかけて、
デザートのようにいただくのがおすすめ」とのこと。
冬に旬を迎える果物のジャムのレシピも教えていただいたので、
出来上がったら、ぜひ写真のように味わっていただけたらと思います。(担当:井田)
写真:砺波周平
◎今号の目次は下記のリンクよりご覧ください。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/honshi/c5_009.html