やったつもりにならないために。

2019年12月11日

3号大掃除_DSC_0164

●やったつもりにならないために。
(3号「大掃除、まずは正しいホコリ取り」)

思い込みや長年の習慣というのは、なかなか変えられないものです。
我が家では「掃除」というと、朝早くに窓を開け、まずは掃除機をかけるのが定番。こびりついている汚れがあれば水かお湯で、それでも取れなければ重曹や洗剤を使って拭く。大掃除はともかくとして、日々の掃除はこれで充分、と思っていました。

ところが、今回監修をお願いした株式会社ダスキンさんに取材に伺ったところ、「掃除の際は窓を閉める」「いきなり掃除機をかけない」など、そもそもホコリを取るだけでも様々なポイントがあることが分かりました。
みなさんも、一度は聞いたことがありませんか? 私はむしろ、聞いたことがあったのにまるで実行できてなかったこと、に衝撃を受けました。

思い返せば、窓を開けて朝の清々しい光と空気に包まれてする掃除は、それはそれは気持ちよく、でもたしかに、その光の中に沢山のキラキラした粒が浮かんでいた……。それが数時間後に再び落ちてくるとは思いもせず、都合よく窓の外へ出ていってくれると、なぜか思っていたのです。

そんな私も、企画を担当した今ではきちんと窓を閉めるようになりました。
この企画では、掃除の最初のステップである「ホコリ掃除」のポイントを、ホコリの性質をふまえて解説。さらに、年末の大掃除でぜひ点検してほしい、危険が潜む場所についても掲載しています。
今年はホコリ掃除の3つの基本をしっかりとおさえ、効果的な大掃除をしたいと思っています。ぜひ、みなさんも一緒に。(担当:佐々木)


暮しの手帖社 今日の編集部