のびやかな絵で綴られる、何気ない日常
(2号 新連載「ミロコマチコ奄美大島新聞」)
「奄美に引っ越してきて、早くも1週間が経ちました。
無事、猫たちは飛行機を乗りこなし、とても元気です。
奄美にいると宇宙にちゃんといるような気持ちがしてきます」
7月の上旬、絵本作家のミロコマチコさんから、こんなメールとともに、
美しい海辺の写真が届きました。
ミロコマチコさんが、長年暮らした東京から4匹の猫と夫とともに奄美大島へ
移り住んだのは、6月末のこと。
なぜ地縁のない土地で暮らそうと思ったのか。その理由を尋ねると、
「奄美では、『きれいだな』と海辺で石を拾っているおじさんがいたり、
おばあさんが『居酒屋へ行くから』と、手土産に野花を摘んでいたり。
生きていくのに何が大切か、わかっている人たちが暮らしている。
そういう世界に身を置いて、魚をさばいたり、食べられる草を
見つけたりしながら、生きる知恵を身につけていきたい」
と話してくれました。
(詳しくは、小誌1号特集「自分らしい暮らしを見つけたい」をご覧ください!)
ミロコマチコさんが、奄美大島での日々の暮らしのなかで驚いたこと、
おもしろいと感じたこと、心躍ったことをぜひ教えていただきたい。
そんな思いから、不定期連載として「ミロコマチコ奄美大島新聞」を
描いていただくことになりました。
第1回目は、まるで絵本のような鮮やかな色で描かれた奄美の風景とともに、
庭で増え続けてしまった「ある生き物」について綴られています。
今後はどんなお話が飛び出すのか。今から楽しみでたまりません。(担当:井田)