巻きもので、ちょっと冒険してみませんか?

2018年12月17日

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巻きもので、ちょっと冒険してみませんか?
(97号「くるりとひと巻き」)

皆さまはお気に入りのストールやマフラーをお持ちですか?
冬も本番を迎えると、襟元に巻いたり、コートの上から肩にかけたりするこれらの巻きものが、重宝しますね。
シルクやカシミヤ、ウールなど、柔らかい布地や織り糸が重なって生まれるふんわりとした空気感やシルエットは、おしゃれの醍醐味でもあります。

この特集では、すてきな装いの7人の方に、私物の巻きもののスタイルを紹介してもらいました。
外作業のための実用的な一枚や、お母様から譲り受けた大切なもの、
絹の切れ端の色と形が気に入って、自由に巻いている……など、
いずれの方もそれぞれの感性で巻きもの使いを楽しんでいらっしゃいました。
また、ファッションクリエーター、伊藤佐智子さんのインタビューも掲載。

「いつも似たような服を買ってしまうのなら、巻きものでおしゃれの冒険を」とのお話に、目が醒めるような気持ちになりました。
社会人になって十数年。仕事の上でのTPOや子育てなどでバタバタしているうちに、思いっきり好きな服を着たいという気持ちが薄らいでいたなぁ、と。

単純なので、「じゃあ、冒険をしよう」と思い、乏しいワードローブの中から、大好きだったけど派手だな、としばらくつけていなかったショールを引っ張り出してみました。
巻いてみると、今までの自分とちょっと違う自分になれたような気がして、なんだか、ちょっといい気分。今年の冬は、ガンガン巻き倒そうと思いました。(担当:中村)


暮しの手帖社 今日の編集部