あなたに似た方はいらっしゃるでしょうか?
(96号「わたしと暮しの手帖」)
広告のない『暮しの手帖』は、
ご購読いただいている皆様のおかげで発行を続けることができます。
読者のお役に立てるように、日々の元気のもとになりますように、
間違いがないように……、と祈るような気持ちで毎号編集しています。
読者の方々は、そんな本誌をどう思っていらっしゃるのか。
それが知りたくて、いままで本誌にご投稿いただいた方、
アンケート葉書をくださった方、定期購読の際にお手紙をくださった方の中から100余名にアンケートのご協力をお願いしました。
短い期間にも拘らず、約7割の方がご回答くださいました。
創刊号の読者からここ数年の読者まで、様々な方がいらっしゃいました。
そうしてまとまったのが、「わたしと暮しの手帖」です。
読者の方々と『暮しの手帖』の関わりや、記事への感想、本誌への要望を、創刊月に発行してきた70冊の表紙、過去の記事の写真と共に掲載しました。
回答を拝読しているうちに印象に残ったのが、
「家族が読んでいたから自分も読むようになった」
「実家のバックナンバーを結婚後持ってきた」
「家族の間で記事が話題になる」という声です。
ご家族を繋ぐ雑誌となっていることがうかがえて、とてもうれしくなりました。
お知り合いに薦めてくださっている方、電車に乗る時に誌名がわかるように読んでいると声をかけられて話が弾むという方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「捨てられないから、増えて困る」
「たまるから、発行回数を減らしてほしい」という声もありました。
これからも、捨てられない中身の充実した雑誌を目指してまいりますので、
ご愛読をお願いいたします。(担当:高野)