装いの秋を楽しむ、一枚の布はいかがですか。
(96号「一枚の布をまとう」)
自分のお気に入りの布で、自分にあったサイズ、
なんて都合のいい服には、なかなかお目にかかることはありません。
ならば、自分で作るしかないか……。
「普段、洋裁をしない人でも
かんたんにつくれて、すてきに装える服はありませんか」とファッションブランド「ASEEDONCLOUD」の玉井健太郎さんに相談をしてご提案いただいたのが、今回の服(布?)。
じつは、この服は、誌面で発表するまでには至りませんでしたが、小誌82号「三世代で着る自由な服」の企画の初期の段階で思いついたデザインでした。
この服の何が素晴らしいか。
それは裁断も、ミシンがけも直線のみ。至極シンプル。
それでいて、風呂敷のように何通りにも、まとい方がある。
なんてすてきな服なのでしょうか。
今回は、市川実和子さんにモデルとなっていただき、5通りのまとい方をご紹介いたします。
でも、これはほんの一例。
みなさんは、どんなまとい方を発想しますか?
(担当:矢野)