レシピのなぜを考えることが、料理上手への第一歩

2018年10月01日

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レシピのなぜを考えることが、料理上手への第一歩
(96号「料理力って何でしょう?/坂田阿希子さん」)

「坂田さんが、いま一番伝えたいことってなんですか?」
そんな漠とした質問から、この企画は始まりました。

何度も打ち合わせの機会をつくっていただき、
普段よりも長い時間、膝をつきあわせての意見交換。
ときには、企画に直接関係ないかも?
な話もたくさんさせていただきました。

坂田さんにうかがったお話を
反芻していくうちに見えてきたキーワードが、
「行間」と「洋食」でした。

「料理のおいしさは、『作り方』よりも、
レシピの『行間』にこそ詰まっている」と坂田さん。
どの料理にも隠れている「行間」の調理を、
誌面でどのように伝えるか。
なかなかの難問です。

ならば、坂田さんがもっとも行間を感じる料理で、
とことんお伝えしたい、とご相談して選んだのが、
「カニクリームコロッケとトマトソース」。

それはまた随分、ハードルの高そうな料理ではないですか。
でもご安心ください。今回はたっぷり頁を割いて、
細かく細かく行間をお伝えしています。

どれくらい細かいか、というと、
料理をほとんどしない編集部員(私)が、
失敗することなく作れたくらいです。
一緒にテーブルを囲む家族や友人が、
一瞬にして顔がほころぶ味が再現できるはずです。
(担当:矢野)


暮しの手帖社 今日の編集部