イカの世界は深くて広い

2018年03月26日

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イカの世界は深くて広い
(93号「世界一周 イカ七変化」)

とつぜんですが、クイズです。日本人の食卓に、サケに次いで多く登場する海産物は、なんでしょう? 上記の企画タイトルにもその名がありますから、答えはもう、お分かりですね。そう、イカです。
日本人って、イカが好きなんですね。日本近海で1年中獲れますから、そういう意味でも身近な食材なのでしょう。
けれど、イカ料理のレパートリーって、案外と少なくありませんか?
定番は、「里いもとイカの煮っころがし」「イカのしょうが焼き」。あとは、「イカ納豆」「イカそうめん」? 「イカとっくり」……を日常的に作っている人は、あんまりいませんよね。
「私たちは、イカを好んで消費しているわりに、あんまり料理法を知らないでいるのではないか。イカをもっとおいしく食べたい。堪能したい!」。今回の企画は、そんな編集部員の深いイカ愛からスタートしました。
調べてみると、イカは意外にも、日本だけではなく世界中で消費されていることがわかりました。諸外国では、イカはどんなふうに食べられているのでしょう? 世界のイカ料理、知りたい! そう考えた私たちは、世界の料理にくわしい料理家・荻野恭子さんを訪ねました。
これまで50カ国以上の国に赴き、現地で家庭料理を学んできた荻野さん。編集部のリクエストに応えて、7カ国のイカ料理を教えてくださいました。
「イカの肉詰め煮」「イカのカリー」「イカのフリット」「イカのセビーチェ」「イカのパジョン」「イカとトマトのパスタ」「イカのスパイシー炒め」。それぞれどこの国のイカ料理か、おわかりになるでしょうか。ぜひ、誌面で確かめてみてくださいね。(担当:島崎)

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暮しの手帖社 今日の編集部