「人とうまく関われているかってこと、私の悩みごとのほとんどは、そういうことだと思うんです」
「みんなそうだよ。でもさ、僕らは、家庭生活や仕事をスムーズにやっていくために、できるだけうまく人と関われたらいいな……って考えがちじゃない。
それは、違うんだと思う。楽しく人と関わること、そのこと自体が、生きていくっていうことの目的なんじゃないかな」
新連載「ごきげんでいたいから」は、編集長・澤田とのこんなおしゃべりから始まりました。
筆者の伊藤守さんは、人が人と関わることでしか得られない喜びについて、考え続けてこられた方。日々、関わりのなかに“ごきげん”の種を見つけてゆくお話を、どうぞお楽しみに。(担当:長谷川)
暮しの手帖84号 新連載「ごきげんでいたいから」
2016年10月06日