はるか昔、家庭科の授業で初めて教わった料理が、サラダでした。作り方は忘れてしまいましたが、レタスは水っぽく、子ども心に「美味しくないなあ」と思ったものです。しかし、それから幾年月、自分はたいして進歩のないサラダを作っているのではないのかな。
本当に美味しいサラダを作れるようになりたい! 教えを乞うたのは、『暮しの手帖』初登場の上野万梨子さんです。
その「レッスン」は、葉野菜だけのシンプルで潔い「グリーンサラダ」から始まります。なよっと弱々しいベビーリーフが、“ある方法”でしゃきっとして野性味さえある美味しさになるのは、まさに感動的です。
ステーキなどの肉料理にたっぷり添えて、しゃきしゃき、むしゃむしゃ、口いっぱいにひろがるほろ苦い風味をお楽しみください。サラダは、真夏のごちそうです。(担当:北川)
暮しの手帖83号「上野万梨子さんのサラダレッスン」
2016年08月03日