人間は決してひとつになれない
そのことを本作は、
悲しいこととしてではなく、
うつくしいこととして書いている
西 加奈子(小説家) ――帯文より
今もっとも注目を集める写真家、齋藤陽道さんによる人気連載が待望の一冊になりました。
齋藤さんは「聞こえる家族」に生まれたろう者、妻のまなみさんは「ろう家族」に生まれたろう者。
そんなふたりの間には、聞こえる子どもがふたり――。
一家はそれぞれの違いを尊重しながら、手話で、表情で、体温で、互いの思いを伝え合って生きています。
本書は、美しい写真とともに紡がれたろうの両親による育児記であり、手話で子どもと関わり合うからこそもたらされた、気づきと喜びの記録です。
カバーの四つの白い器の模様には、ホットスタンプ(加熱型押し)を施しており、中表紙が薄っすらと透けるデザインになっています。
ぜひ、お手に取ってご覧ください。(担当:村上)
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