1954年から続く長期人気連載「エプロンメモ」の最新刊ができました。
「エプロンメモ」は、家庭でのちょっとした思いつきや工夫を読者からお寄せいただき、簡潔な「メモ」にしてまとめている連載です。
その内容は、食べもの、着るもの、おしゃれ、住まい、子どものこと、人とのお付き合い、身体のことなど、身のまわりすべてに及びます。
たとえばこんなふうです。
●保冷剤
ゆで玉子などを冷ますとき、何度も水を替えずに、保冷剤をたくさん入れた水で冷やせば、水の節約になります。保冷剤は繰り返し使えるので、ケーキなどに付いてきたら、冷凍庫に入れて取っておくようにしています。
●ガムを取る方法
服や床についてしまったチューインガムをきれいに取るには、氷を布に包んで、ガムのついているところにあてます。ガムが冷やされて固まり、簡単に取ることができます。
●バゲットの袋
バゲットが包まれていた縦長の袋は、細長い野菜を入れるのにぴったりです。紙袋には、泥つきのごぼうややまいもを、保存用のポリ袋には、セロリや長ねぎなど水気の多い野菜を入れて、冷蔵庫で保存しています。
私たちは、誰かのひとかけらの工夫がきっかけになって、明るい光が差したり、思いがけぬほど力づけられたりするものではないでしょうか。「エプロンメモ」が長く愛されている理由は、ここにあると思っています。
本書は、すぐに役に立つ628編を、早春、春、初夏、夏、秋、冬の季節に分けて収録しました。読者と編集部が一緒に作り上げた、まさに暮らしの知恵袋です。
歳時記のようにも、小さなお話としてもお楽しみいただけます。
どれかひとつでも、ふたつでも、あなたのお役に立ちますように。(担当:村上)
※詳細はこちらからご覧いただけます。