生きにくさを感じるのはなぜなのか。生き方を決めつけようとする「~らしく」「~すべき」という「呪いの言葉」がどこから来るのか。分かりやすく解き明かした、大好評の第1巻『みらいめがね それでは息がつまるので』から2年ぶりの新刊です。
2巻では、1巻で告白した荻上さんのうつ症状が緩和されたきっかけや、相手も自分も落とさない笑いとコミュニケーションのとり方、コロナ禍以前に出かけた香港と「雨傘運動」のことなど、ご自身の体験からあふれた言葉が綴られています。
各話に呼応するヨシタケさんの7コマイラストに登場するのは、お祖母ちゃん、王子様、学生、熊、ロボットなど、実に様々。荻上さんの話を別の視点で眺めつつ、くすっと笑える距離感が絶妙です。
表紙のカバーを外すと、メガネとマスクが外れるしかけや、裏表紙にもご注目。本文のイラストページの配色など、大島依提亜さんによる凝った装釘も、この本の楽しみの一つです。ぜひお手に取ってご覧いただければと思います。
「人によってはギョッとしちゃうかも。それでも読後に、視界がちょっと広がっているかも。どっちに転ぶかわかりませんが、やっぱり、お眼鏡にかないますように」――荻上チキ・まえがきより。
「人間、歳を重ねれば重ねるほど、視野もピントも限られてきます。だからこそ、いろんな『めがね』が必要に、大事になってくるんですね」――ヨシタケシンスケ・あとがきより。(担当:高野)
◎10月29日にこの本の発売を記念した荻上チキさんのオンライントークショーがあります。
対象書店で『みらいめがね』シリーズをご購入した方限定でご参加いただけます。
荻上さんのお話を聴く貴重な機会、ぜひふるってご参加ください。
開催日時:2021年10月29日(金) 20~21時予定(約1時間)
参加条件:『みらいめがね それでは息がつまるので』(第1巻・既刊)、『みらいめがね2 苦手科目は「人生」です』(第2巻・最新刊)のいずれか1冊を下記対象書店でご購入された方(参加費なし、本代のみ)
参加方法:購入時に提供されるチラシ(もしくはレシート)に記載のイベント参加URL(もしくはQRコード)から参加登録
配信:Zoomウェビナー
(※一般参加者の顔は映りません。Zoomアプリがない場合でも、Webブラウザからご参加いただけます)
イベント問い合わせ:文化通信社オンラインイベント事務局(TEL:03-3812-7466)
対象書店リストや詳細については、下記をご覧ください。
・暮しの手帖社ホームページ
「荻上チキさんオンラインイベントのご案内」
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/blog/information/20210913