単行本『花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部』が発売になりました。

2016年06月15日

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本日、単行本『花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部』が発売になりました。
 
本書は、『暮しの手帖』初代編集長・花森安治の愛弟子である小榑(こぐれ)雅章さんが綴った、『暮しの手帖』の回顧録です。元編集部員の小榑さんは、小誌が100万部近い販売数へと伸び続け、名企画「商品テスト」などの記事が、日本の暮らしに影響を与えていた1960年代から80年代にかけて在籍していました。
編集長・花森さん(花森安治)は、現在放送中の、朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』にもうすぐ登場する天才編集者・花山伊佐次の、そして社長・しずこさん(大橋鎭子)は、ヒロイン常子のモチーフとなっています。
 「『暮しの手帖』は、単なる雑誌じゃないんだ。

この国の暮しをよくする運動なんだ!!」と部員たちを鼓舞し、世にカリスマと呼ばれた鬼の編集長・花森さんと、何事にも猪突猛進で、バイタリティの塊のようなしずこさんと、そして編集部の仲間たちが、当時どのような雑誌作りをしていたのか。花森さんの手腕とは? 女性ながら社長をつとめ、生涯かけて社を守り通したしずこさんとは? 創刊号からのバックナンバーを紐解いて、部数アップへつながった秘策や、花森さんの肉声テープから、『暮しの手帖』に込めていたメッセージを説きます。花森時代の暮しの手帖社と編集部のすべてが、この一冊に綴られています。(担当:村上)

◎著者 
小榑雅章(こぐれ・まさあき)
1937年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業した1960年、暮しの手帖社に入社。『暮しの手帖』の創刊者であり、初代編集長の花森安治が永眠するまで、18年間にわたり薫陶を受ける。もうひとりの創業者の大橋鎭子とは、24年間を編集部でともにした。退社後、スーパーマーケットのダイエーに入社。創業者の中内功のもとで働く。取締役秘書室長、流通科学大学常務理事兼事務局長、兵庫エフエムラジオ放送(Kiss-FM KOBE)社長、ダイエー消費経済研究所代表取締役会長などを歴任。現在は、企業やNPO等の組織の利他行動の社会心理をリサーチする「向社会性研究所」主任研究員。社会学博士。

この本の目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/books/b_1176.html

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暮しの手帖社 今日の編集部