半日という時間が、おいしくしてくれる。
(別冊『これで よゆうの晩ごはん』/渡辺有子さん)
家事でも、仕事でも、あらかじめ「ちょっとやっておく」ことって、けっこう大切です。それが後々、自分を助けてくれるのですから。
別冊『これで よゆうの晩ごはん』も、そんなふうに、いそがしい自分を助ける料理の仕方をご提案するものです。
料理家の渡辺有子さんに教えていただいた料理に、「鶏肉の茶葉煮」というのがあります。この本の表紙を飾る料理です。
その名の通り、煮出した茶葉で鶏肉を煮るのですが、そのポイントがちょっと意外です。火を止めて、余熱でじんわりと火を通し、ゆっくり味をしみ込ませるのです。
そういえば、煮ものって、冷めるときに味が染み入るもの。2日目の肉じゃがやカレーがおいしいのは、まさにその効果です。ほうじ茶の風味と調味料の味が、しみじみと行き渡り、しかもしっとりと仕上がります。ぜひお試しいただきたいひと品です。
「料理は段取り。一番おいしい状態で食卓へ」と渡辺有子さんは言います。「下ごしらえ」と「仕上げ」を分け、効率よく調理作業ができるレシピが満載です。
この本は、5人の料理家の方々に139品のレシピを教えていただきました。毎日忙しいけれど、おいしい料理を作りたい。そんなあなたを助けてくれるレシピばかりです。
本の詳細は下記のリンクから。または、書店でぜひご覧ください(担当:宇津木)