『子どもに食べさせたい すこやかごはん』

2017年12月04日

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毎日のごはんで元気なからだをつくる。
健康に育つカギは「和食」にありました。

 子育て真っ最中のおかあさんのグループ「おかあさんの輪」が、ついに待望の「ごはんの本」を完成させました。
前作の、素朴で安心な手作りおやつのレシピ集『子どもに食べさせたいおやつ』(2007年刊)は、「これなら私にもできる」と思える手軽さとユニークなアイデアから、現在も多くの読者の支持を得ています。これまで編集部には「今度はごはんの本を!」というご要望がたくさん寄せられていました。
 そんな読者の信頼のあついおかあさんの輪のみなさんですが、集まるようになったきっかけは、自身の子どもがアトピー性皮膚炎や気管支ぜん息、鼻炎などのアレルギー体質だったことからでした。「薬にばかり頼りたくない」、「もっと強いからだになってほしい」、そんな同じ思いを抱えるおかあさん仲間なんです。
「からだをつくる毎日のごはんで、体質を改善させたい」。そう願って毎日試行錯誤のくり返し。お互いに食の知識を深め合い、励まし合い、学び合うなかで、子どもにアレルギーがあるかないかにかかわらず、その輪は次第に広がってゆきました。今では、小中学校で食育の授業や、調理の指導をする活動も行っています。
さて、おかあさんの輪が考える子どものからだに良いごはんとはいったいどんなもの? おかあさんの輪は、素朴な疑問に着目しました。
「子どもたちの世代にアレルギーが増えてきているのはどうして……?」。そして、シンプルなことを実践してみることにしたのです。それは「アレルギーが今ほど多くなかった頃のごはん」に戻ってみよう! ということ。つまり、日本で昔から食べられてきたごはんの食べ方、「お米、味噌汁、お漬け物」を土台とした、穀物と野菜が中心の食事。たんぱく質も昔のように、魚や豆のおかずから。油や砂糖は少しだけといった具合です。
これを基本にして毎日のごはんを作り続けたおかあさんたち。すると、ゆっくりではありますが、からだの根本が整うようにして、子どもと、一緒に食べていた自身の体調も良くなっていったと言います。
本書では、そんなおかあさんの輪が日々試行錯誤してたどり着き、子どもにも好評だったと太鼓判を押す86品を紹介しています。野菜たっぷりの滋味豊かなおかずや、良質なたんぱく質を摂るための魚介と大豆のおかず。どれも身近な食材で、かんたんな調理で作れます。また、ぬか漬けの作り方や、だしの取り方、おすすめの調味料や油のこと、おべんとうのアイデア13種類なども。
あたたかくて優しいイラストをお寄せくださったのは、小学校の国語の教科書(光村図書)でお馴染みの大野八生さんです。
子どものすこやかな成長を願う方々に、ぜひご活用していただきたい一冊です。
詳しい内容は、下記のリンクよりご覧ください。(担当:村上)
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/books/b_1180.html

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暮しの手帖社 今日の編集部