明けましておめでとうございます。
みなさんはどんな新年をおすごしでしょうか?
編集部はこの冬休み、ゆっくり休んで、新しい春へと舵をきってゆきます。
昨年は、新編集長(わたし)の新体制や、大きな話題となったドラマ『とと姉ちゃん』を迎え、
やることいっぱい、しごとがいっぱい、課題も宿題もいっぱいいっぱい!
という慌ただしい、「疾走」の日々でした。
今年はもうちょっと腰をすえて、じっくりやってゆこうね、
とみんな、目と目で確認しあっております。(そうなりますように)
編集部17人、みんなでひとつのチームですが、ひとりひとりは当然ちがいます。
性別も年齢も出身地も、家族構成も趣味嗜好も。
そのひとりひとりの人格が、
大切なこと、愉しいこと、得意なこと、大好きなことを徹底的に求め、
持ち寄って、とびっきりの雑誌を送り出したいと思います。
それが「それぞれの自分の暮らしがいちばん大事」の基本形だと考えるから。
共通点は、すこぶるフェアに。丁寧で、清潔に。
ホスピタリティたっぷりで。
笑いをけっして忘れずに。
ひとりひとりの読者に、暮らしの正しい情報をお伝えしたい、
暮らしそのものをたっぷり愉しんでいただけますように。
そう願っています。
2カ月に1冊の雑誌、一年にたった6冊の雑誌に、できるかぎり気持ちをつめこみたいと思います。
2017年も、向かい風の強い年、そんな気がします。
大切なものを守りながら、わたしたちは生きてゆく。
それしかやることはない。
『暮しの手帖』が、その一助となれますように。
我ら今年も新鮮な旅人。
2017年1月
編集長 澤田康彦