「家のどこが好き?」もし、そうきかれたら、あなたはどこを指すでしょう。
ぐるっと部屋を見回して、窓のそばへ寄るひと、多いのではないでしょうか。
窓は、新しい風や温かな光を採り込むだけじゃなくって、あるときは心の内にある希望を映し、あるときはふさいだ心をなぐさめ……。不思議と落ち着いて、私はとても好きな場所です。
ひとはどんなとき、どんなふうに窓に向かっているのか知りたくて、8組の方々にそれぞれのお好きな窓辺でお話を伺いました。
翻って、あなたと窓の物語を思い起こしてみていただけたら、と思います。(担当/長谷川)
暮しの手帖85号「窓辺のひと」
2016年12月20日