家族との別れのときは、いつか必ずおとずれます。元気なうちは、そんな先のことは考えたくない、縁起でもない……とつい目をそむけたくなってしまうものです。私自身もそうでした。
でも、この企画の取材を通して、家族が元気なうちに少しずつ心の準備をすることがどんなに大切か、痛感しました。そして、今からできることがたくさんあるのだということにも気がつきました。
この記事が、悲しいけれど大切な「そのとき」について、考えていただくきっかけになればと思います。(担当:井田)
暮しの手帖84号「家族を見おくるときのこと」
2016年10月13日