一家4人のリアルショットをお届けします。

右から、長女鎭子、母久子、三女芳子、次女晴子

右から、長女鎭子、母久子、三女芳子、次女晴子

『とと姉ちゃん』。俳優のみなさん、どなたもさすがの芸達者で毎シーン見ほれてしまいます。先日の片岡鶴太郎さんの酔っ払い芸は、一部ネットでも話題になっていましたね。確かに「よっ、つるちゃん!」とテレビ画面に向かって声かけたくなる味わいです。
個人的に魅せられはじめているのは、主演・高畑充希さんの演技です。“間合い”“呼吸”が抜群。絶妙のタイミングで瞳をかっと開いて、つっこんだり、ぼけたり、先回りしたり、黙りこんだり。天性のコメディエンヌなんだなと思います。
当初は控えめだったアクション、リアクションが、主人公の成長とともに次第に目立ってきて頼もしい。今は将来の雑誌作りに向けて経験値を積み重ねていく時期、まだまだ抑え気味だと思いますが、この先の常子がどれくらいエネルギッシュに、面白く振るまってくれるのか、目が離せません。

さて、前回に続いて“しずこさん”一家の写真のご紹介です。
今度は4人がそろっています。木村多江さん似のかか=久子さんもさることながら、三女芳子さんの髪型、ドラマの美子さんにそっくりまんま、ですね。
そしてしずこさん(写真右)の立ち姿のりりしさ!
大橋鎭子と来たら、どの写真もどの写真も、何歳のいつの写真でも、すべて明るく、背筋伸ばして堂々としているのです。この自信はどこから来るのだろう。
今回の別冊『しずこさん』を編んでいちばん感じ入ったのがそれでした。
写真機に愛される人っているんだなあ。
その実際は、本屋さんでぜひお手にとってご確認ください。
(編集長・澤田康彦)

別冊 しずこさん「暮しの手帖」を創った大橋鎭子
目次は上のリンクよりご覧いただけます。


暮しの手帖社 今日の編集部