想像以上に編むのが楽しい一枚です
(33号「さらりと羽織れる三角ショール」)
外は冷たい風が吹いているけれど、屋内は暖房であたたかく、服装の調整が難しい今日この頃。「こんな季節は、ショールが一枚あると重宝しますよ」と教えてくださったのは、あみもの作家の那須早苗さん。サイズや編みやすさにこだわったショールをご考案くださいました。
出来上がった作品は、ご覧の通り、とてもすてきで、胸がときめきます。と同時に、透かし模様や、裾のスカラップが難しそう……と、不安もありました。ところが編み始めると、難しいことは全くなく、単純な模様の繰り返しで、慣れてくると編み図を見なくてもすいすい編めます。そして、段を増すごとに、目数がどんどん減っていき、裾が自然とくるんくるんとスカラップ状になっていくのが楽しい! これまでで一番夢中になった編みもの体験でした。
出来上がったショールは指定よりひとまわり大きく仕上がりましたが、ウェアと違ってサイズをあまり気にしなくていいところも気楽ですよね。
さっと羽織れば自然と肩にフィットして、あたたかいのはもちろん、しゃれたアクセントに。マフラーのようにくるっと巻いたり、無造作に結んだりしても様になります。スタイリストの岡尾美代子さんによる、すてきなコーディネートとともに、誌面をお楽しみください。(担当:平田)