元気になれる4カ国の家庭料理

2024年06月03日

元気になれる4カ国の家庭料理
(30号「すっぱうまい季節です」)

今年も昨年に続き、暑くなりそうな気配ですね。暑い日が続いて、なんだか食欲がない……。そんなときには、酸味の効いた世界の料理はいかがでしょう。
今回ご紹介するのは、ポルトガル、フランス、ベトナム、イランの4カ国の「すっぱうまい」料理です。
ポルトガルからは、トマト、ピーマン、キュウリなどの角切り野菜がスルスルと食べられる、サラダのような野菜スープ「ガスパショ」を、ポルトガル料理研究家の馬田草織(ばだ・さおり)さんに教わりました。さわやかな見た目とは裏腹に、食べるとにんにくの効いたパンチのある味に元気が出ます。バゲットを浸して食べるのが現地流。火も使わないので、すぐに作れるのもうれしいところです。

他にも、フードコーディネーターの柳瀬久美子さんには、フランスのエスカベッシュを、東京・鳥越のインドシナ料理店「アンドシノワーズ」さんには、ベトナムのおもてなし家庭料理・ゴイガー(鶏肉の和え物)を、イラン出身のレザ・ラハバさんには、ミートボールのヨーグルト煮込みを教わりました。

どれもそれぞれの国らしい酸味使いで、4種4様のおいしさ。「すっぱさ」のおかげか、不思議と箸が進んで、気づけば食べ過ぎてばかりの撮影隊でした。
夏のおもてなしにも良さそうなひと皿、ぜひお試しください。(担当:小林)


暮しの手帖社 今日の編集部