さあ今夜は何を食べよう、何を作ろうか。
今日も考えを巡らせて、ちょっと悩みます。料理って、毎日毎日ずっと続いていくものですから。多少は外食や買ってきたお惣菜にも頼ったとしても、それはなかなか大変なこと。何かいいアイデアはないものかと、この本の企画段階で考えました。そして、やはり毎回、何を作ろうかと考え始めるのではキリがないと思い至るのでした。「冷蔵庫にあれがあるから、あとはこうして……」という状態にできれば、気持ちからして段違いにラクになります。
この本では、今日食べる料理と次のための下ごしらえで、2~3日のおかずをつなげるという方法を考えました。2日目は手早く出来上がるのはもちろん、同じ素材でも、まったく違った味わいの料理にできるのが大きなポイントです。それに常備菜や合わせ調味料などの作りおきを活用して、副菜や汁ものなどを組み合わせれば、献立もラクに決まります。
そして何より、有元葉子さん、坂田阿希子さん、瀬尾幸子さんという3人の人気料理家が考えてくださったアイデアがどれも秀逸なのです。先生方がふだん実際に行っている、工夫に満ちた料理のアイデア集と言える一冊です。
この本は、2015年に刊行してご好評をいただいた別冊『毎日がつながる献立』を書籍化したものです。
詳しくは、こちらをご覧ください。(担当:宇津木)