育てやすく、飾りやすい、新たな植物の形

2023年03月31日

c5_023_hangball

育てやすく、飾りやすい、新たな植物の形
(23号「吊るせる観葉植物 緑のハングボール」)

季節は冬から春へと移り変わり、植物が日々成長する姿に元気をもらいます。わたしがそう感じられるようになったのは、つい最近のこと。今号でご紹介している「ハングボール」がきっかけです。

ハングボールとは、観葉植物を吊るすことができるように、根の周囲に手を加えたもの。植物の仕事に携わってきた谷本太一さんが5年前から作りはじめ、育てやすく、飾りやすいように改良を重ねてきました。

「観葉植物を室内で育てたいけれど、飼っている猫がいたずらをしそうだし、置くスペースもないし」と諦めていたわたしにとって、このハングボールは悩みを解消してくれる、画期的な植物の形でした。

谷本さんに教わって作ってみたところ、思いのほか簡単で、1時間ほどで完成。自宅は北向きで日当たりが悪いのですが、それでも窓辺に飾っていると、日ごとに枝葉がぐんぐんと伸びていきます。目線の上に植物があるのも新鮮な眺めで、ゆらゆらと揺れる姿に心が和みます。

ハングボールは植物の育ちやすい春や秋に作るのがおすすめなのだそう。材料はホームセンターなど、身近なところで揃えられますよ。(担当:平田)


暮しの手帖社 今日の編集部