愛子さんの温かいメッセージが詰まっています。
(10号「迷惑かけたっていいじゃない」)
本誌8号の連載「子育ての悩み相談室」で、横浜市で自主幼稚園「りんごの木」を運営されている保育者の柴田愛子さんのもとへ取材に伺いました。
園の子どもたちから「愛子さん」「愛子ちゃん」と親しまれ、愛子さんのまわりにはいつも人がたくさん集まっているのがとても印象的でした。
ルールのほとんどないこの園では、子どもたちはキラキラと目を輝かせて、自分がやりたいことをして過ごしていました。階段からジャンプしたって、壁に絵を描いたって怒られません。(子どもたちの帰宅後に保育者たちがきれいにします)みんなで同じことをしなきゃいけない、なんてこともないのです。
このときの子どもたちのいきいきとした様子と、愛子さんの笑顔とホッとする言葉が心に残り、今回改めて取材をお願いしました。(ちなみに、8号の取材内容は、「きょうだいげんか」でした。ぜひこちらも併せて読んでいただきたいです)
今回の記事では、「りんごの木」の少し変わった特徴を紹介しながら、愛子さんから大人の私たちへ向けたメッセージを
たくさん詰め込んでいます。
タイトルに掲げた、「迷惑かけたっていいじゃない」も、そのメッセージのうちのひとつです。
子育てする人に限らず、今多くの人たちが「まわりに迷惑をかけないように」必死に暮らし、そのせいで苦しくなっているのではないかと感じます。
会いたい人に会えない今だからこそ、人と関わりあって、迷惑をかけて、かけられて、助け合って生きていきたいものです。
多くの方に、愛子さんのメッセージが届きますように。(担当:小林)
※今号の目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/honshi/c5_010.html